しゃべるウサギのいる家はどうですか?!
嘘ぉ!!
「私そんなこと言ってた?」
ダメもとで聞くと
柚夏に即答された。
「うん。」
その2文字心に刺さるわぁ。
言い逃れできないじゃん。
でも、まだ下宿所にいたい。
柚夏に知られっちゃったじゃん。
頑張って隠すつもりだったのに。
でも。
「好きだよ?
柚夏最初はただの怖い人って思ってたけど、
優しいし。」
気が付いたら告白してた。
思いがドンドンあふれるんだもん。
柚夏と離れたくない。
でも、もっと近づきたい。
矛盾してることぐらいわかってるつもり。
だけど、我慢するのは私にはできないらしい。
「それって本気?」
んな!!
ココまで言って本気ととらえないのか!!!
「本気に決まってるじゃん!」
「そっか。」
って!うぉぉぉい!!
今告白しちゃったんだけど?!
それでそっかで流すのか?!
告白慣れちゃったの?
やっぱりモテルから。
柚夏はなんか髪の毛をグシャグシャってかき上げる。
でも、やっぱりそっぽ向いたまま。
「なんでこっち見ないの?」
「別に。普通に無理。」
「なんで無理なの!!」
「無理なもんは、無理なの。」
ヴー。
柚夏はああ言えばこう言う。