ガールズ・パンチ
ふーん、とありさは面白そうに笑った。男の子か・・・・・。その子も、もしかしたら超可愛い男の子かも。

でも、今はこの子が一番だ。ありさは勝手に爆走し始めた。これがありさの悪い癖。

ちょっと気になる子が居たら、その子が運命の人だと思い込む。んで、別れる。

みんな付き合う人はありさの美しさに不安になる。そして、束縛する。ときにストーカーみたいに。


ありさは楽観的なのがすき。そんなドロドロした場面とは無縁な人なのだ。


「ねぇ。」


ありさは翔にゆっくりと話しかけた。また翔は飛び上がって驚いた。

たぶん、ありさ程美しい人は見たことがなかったのだろう。

「な・・・なに・・・・?」


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