ウラコイ



アメリカ ニューヨーク



市街地。


「神田君、どうかした」


「美貴さん、何でですか」


「神田が珍しーく、仕事に私情を入れてる」



美貴さん


灰原 美貴 50代半ばの
母さんの友達。



子供の時の俺も知ってる




「まさか、」


「ふぅん、女の子だなぁ」



カツカツ

ハイヒールとブーツの音



鋭いけど、


私情はさすがにもちこめない

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