ウラコイ

「スキャンダルのチャンス。」


「やめてよ。周君が、」



ガヤガヤと騒ぐ中
私の声はちょっと


大きくなる。



美帆は ズハリと指差す。


「そこ!」



「―アンタは神田兄とは親しい。」



「神田弟は好き、けどアンタをあまり知らない。キスもしてない、」




「ズハリ付け入るなら、今!じゃないかと思う」




うまくまとめた
と満足気にうなづいた
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