ウラコイ





「神田クンさぁ帰国いつなの」


美帆が言った
言葉に気付いたのは夕方




「え、分かんない。もう少しって…」


「えぇ…、なにそれ。冷たいのね。意外と」



腕組みして あーぁと呟いた


「仕方ないよ、俳優だし。」



「若いしね、まだまだ活躍するよね。色んな場所で」



珍しく美帆は
尖った言い方だった。





どうしたのだろう
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