ウラコイ



お嫁さんかぁ。





何となく思い出した





「…みちるさんおはよ。平気?」

「うん」



よいしょと
起きてきた翔太君は


ジーパンしか 着てなかった


寒いといって
毛布を羽織った






「……みちるさんて、結構いい声―」




パンと頭を叩く




翔太君は 毛布を
羽織ったまま後ろから



抱き締めてきた








「……ありがとう」






「何が?」







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