ウラコイ
「予定があったら、言ってよ。神田君いつも休みいらないって心配で…」
「すいません。」
いいよ と水野さんは笑った
チロリンとちょうど携帯が鳴った
僕だ。
水野さんは
ポケットから携帯を出した
「…奥さんですか」
「うん。わざわざメールくれて、しかも写メ付きの」
ほら と水野さんは 携帯を見せてくれた
写メは 小さい娘さん
三歳くらいかな。
「可愛いですね、娘さん」
お世辞でもなく
本当に可愛いい子だ
「三歳だよ。中々帰れないけど、なついてくれてて嬉しいよ」
娘か。
「いいですね」