ウラコイ





しばらく はぼうっとしていた




ドラマ部門の賞
発表が終わる時に


腕時計を見た



「…ちょっと大丈夫ぼけーとして、」


「美帆、うん…。」





壁際に寄っ掛かって
美帆は言った



「…成功するわよ、作戦。」




「だと…いいけど」


周君が言った






俳優か私かどっちを選ぶか、






「アンタ自分の事、カメラマンだから駄目とか立場違うとか思ってるかもだけど、そんな事ない」




「うん、」



< 391 / 631 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop