ウラコイ
裏口は階段を降りた地下にあり
地下はVIPがお忍びで
くるための駐車場がある
地下からホテルの入口に出る。
はぁはぁ 息を切らして
ダッシュで階段を下りた
「みちるちゃん、神田君」
階段下りたとこに
灰原さんがいた。
「美貴さん…。来てたの!」
灰原美貴さんがいた
ふふっと笑った
「ちょっと顔だしにね、弥生にも会いたかったし…。にしても驚いた、本当に付き合ってるのね」
「……はい、」
美貴さんに黙っていた
昔から可愛がって
くれてた人なのに
「いいのよ…。みちるちゃん。神田君はいっ、足」
ポイと 車の鍵を渡した
「ありがとうございます…」