ウラコイ
翔太君はばれないようまたカツラをかぶり直した


バタン。



車の ドアを開けて ホテルの入口に出た



ホテル正面には 大きな噴水がある


夜だから ライトアップしてる





「みちるさん手…、」
「はいはい…」





噴水の前に スタスタ歩いてった。



入口には人が出入りしてる



甲斐田君と志摩ちゃん
の間に周ちゃんがいた





「翔太……。」


「ごめんな兄貴、」






「甲斐田と志摩さんに協力して…、」



甲斐田君は右腕を抑えてる。



「お前自分が何したか分かってんのか。仕事を…放って、」



周ちゃんは皮肉気に笑っている。







「俺もちゃんと考えたよ。兄貴。」








「騙してごめんね。
周ちゃん。」



私は 頭を下げる


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