ウラコイ
7章 またあなたに恋を。
そんなはず、ない
2月25日午前7:00
「―ったく…回り道遠いっつーの」
竹さんは ブツブツ言った。
路肩に車を止めて
新谷に地図を読ませてる
「へたくそ!地図は、槌谷のが説明が上手いんだよ」
槌谷さんは寝ている。
ザー
ガタン!
「何か今、音聞こえませんですか?」
「気のせいだろ?」
「神田君…どうした?」
「え、いや……。」
志摩さんが 紙コップに入ったコーヒーをくれた
「雨すごいね。朝起きる時目が醒めちゃった…」
「あぁ…うん。」
何か引っ掛かる…