ウラコイ




「……分かってる」





神田は真面目だからなぁ…


俺みたいに
生きれたら楽だろうに…



にしても 記憶喪失…





「あんまり心配はしねぇほうがいい。記憶喪失っても、逆行性健忘ってやつで自然に回復する…」




神田が ん?と聞き返した

ギャッコウセイケンボウ、



「お前医者みたいだな、」




「じぃさんが医者だったんだよ。ガキの頃は医学書読んでたからな…」




昔 じぃさんが
医者にしたがってたな







「なぁ…甲斐田ケビン・フッドマンて知ってるか?」



「ケビンだぁ?あぁアメリカのカメラマンだな。見かけは初老のじぃさんだけど腕はいいらしい……」


つっちがケビン・フッドマンと知り合いねぇ




「……まさか、じいさんに嫉妬か~。恋は恐ろしい……」



ジッと考え込んでる
神田を茶化した



「…お前結婚しろって言われたら出来るか、」

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