ウラコイ
「……そうだ。ケビンにこれ渡してくれない?忘れ物…」
携帯を渡した
「あの人携帯持たないの、時間に縛られたくないって…、何なのかしら?連絡出来ないと困るのに…」
「はい…」
メアリーさんは 頼むわと手を振った
私はマフラーを巻いて 外に出た
雪がちらほら降ってる
きれい
ケビンさんは近くの公園にいるらしい。
日本と アメリカは全然違う事に改めて気付く
車が右を走っていたり、教会が結構あったり、
住宅街は 平日だけど静かで 人もあまりいない
「ケビンさん……、」
彼の姿は見えない