ウラコイ
『あー、うん。そうだな…。』
ビデオはそこで終わった。
日本編2、3があったから
次々見ることにした
<ケビン目線>
メアリーは居間のミチルを
見ながら呟いた
「みちる記憶が戻るといいけど…」
「…あぁ、」
まるで子供みたいだ。
むさぼるように
ビデオを見て
記憶を取り返そうとする
今の彼女は カメラマンではない
ただの少女。
それに ミチルの恋人は
気づいてるのだろうか
何の連絡もない…
「彼が気付かなければ彼等は終わるな……」