ウラコイ
―アメリカ



―みちるちゃん!





―みちるっ…!



あぁ…美帆じゃない。

どうしたの。




早く…!


必死そうな顔して、
別に何もない……





ポタッ

赤い血が 地面を流れてく






両手にはたくさんの
血がついていた。







自覚した瞬間
手が痛くなった…






動かない



怖い……なんで















―怖いって何が




















「ミチル!」



ケビンさんの声でガバッと起きた



「あ……、」



夢オチか…


ケビンさんは ふふっと笑った





「よく寝ていたね、いい夢でも見たかい?」


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