ウラコイ
「まさか……、何か怖い夢で…」
「昨日、ホラーを見たせいだね。夢にまで出てくるとは恐ろしい…」
ケビンさんは
ずずっとコーヒーを飲んだ
「…ミチル、その昨日ビデオを見てたが何か思い出したかい?」
私は首を振った
ケビンさんは
そうかいと笑った
「……ビデオはあれだけでね、……あぁ写真があった!見ながら話そう、何か思い出すかもしれない」
「写真、ですか……」
ピクリと両手が反応する、
「君もカメラマンだからね、わかるはずだよ。…」
カメラマンだから……
「2階にあるはずだ。おいで…、メアリー!」
「はぁい~、」
隣の部屋から
メアリーさんは出てきた
「何です?」
「2階にコーヒーを頼むよ。ミチルに写真を見せたいんだ」