ウラコイ
「思い出したのかい?」
ケビンさんから真っ先に聞かれた
「いえ、…少しだけしか思い出さなくて。」
「……そうか」
ケビンさんは 頷いた
「みちる…。さっき電話があったんだ、神田翔太から…直接ね」
神田君から。
「……明後日の午前4時に、空港に来てほしい…と。行くかい?」
少し間があった。
ケビンさん?
「…行きたいです…」
「あぁ、ミチルそういえばデジカメ忘れてたわよ、」
メアリーさんは、
はいと手渡した
電源は入っていた