ウラコイ
全部見終わったら
メニューが出てきた




ムービーとかいて
ある所を押した




カメラの他の機能が付いていたんだ







一件だけ、あった。



ブゥンと起動した。






『…あぁ、動いてるか。大丈夫だな…』





神田君が写っていた。



『みちるさん、寝てま―す。』



私にカメラは向いた。



『…可愛い寝顔だな。いつもしっかりした顔した見てないから…』



髪の毛をサラサラと撫でる。




『………みちるさんさっき、言ったよな。「秘密、言わない」って…』







『…わかってるよ。んなもん、俺だって…バカじゃねぇんだから』



少し苛立った口調だった




『俺が離れていくと思ってる?…若いから気の迷いだって、だから…』






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