ウラコイ
『……まぁ俺も始めは、好きになるとか思わなかったし?……でも本当に、カメラマンとしては上手だと思った。』
ジーと カメラは
神田君を写していた
『―妙にドジな所があったりして、放っておけない。覚えてる?誕生日に閉じ込められた時…』
『…マジで焦ったんだから、言わなかったけど。あんなに心配したの後にも先にもないなぁ、』
くくと 神田君は笑った
『みちるさん毎日いても飽きなさそうだ。…』
神田君…、
ガタッとカメラが動いた。
神田君は移動しながら カメラに向かって話す
『……俺さ基本的に女てもんに興味がない。だから恋愛なんかしないつもりだった、…』
ガタッと音がした。
背景からして
ベランダに座ったみたいだ