ウラコイ
〈日本:翔太目線〉




「つかれた…」




通話ボタンを 押し電話を切る





「……お疲れ様ー。」



遠慮なく 甲斐田はドアを開けて入ってきた



「……ノックしろよ。」


「別にいいじゃん。で、ケビン氏はどうだった?」



遠慮なく甲斐田は
楽屋のイスに座った






「連れていくって…。まだ記憶は戻ってないらしい」





「へぇ……、そうか残念だね」



甲斐田は 頬杖を
つきながら 聞いてる





「……マジで戻らなかったら、どうしようか…」



つい口に出る


「無理にでもアメリカから帰らせて、お前が養えばいいだろ。」





「簡単に言うな…。仕事があるんだよ、家には帰れねぇ……」





一番簡単な事なのに…
一番出来ない事…






出来ないのは
自分がまだ 未熟だからだ




「そうだな。まぁ頑張れ」



< 535 / 631 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop