ウラコイ



「……もしかしたら明日思い出すかもしれないじゃない?」





「でも、…」



明日 神田君に会うのに…

せめて少しくらい
戻っていて 欲しい…





「……大丈夫。ミチルなら、」



メアリーさんは
両手をギュッと握ってくれた







時計の音が よく聞こえる…




神田君はもう
こっちに来ているのかな
























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