ウラコイ
「…父さん?」





私にしか聞こえてない










―振り向くな 走れ!





走れ。





「みちる……さん?」



走れ、後ろばかり
見てたら駄目なんだ




記憶が溢れてる






ドレスを掴み走る。





カッ カッ カッ カッ












「……わっ、と」






彼に抱きつく。



彼にも抱きしめ返される…







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