ウラコイ
「…3、2、1、…」
「……ん?わあっ……」
天井から花びらが
大量に降ってくる
「何これ!キレイ!…すごい」
「許可下りなくて、大変だったんだ。…まぁ…何とかなったけど…」
たくさんの花びら
「何とか……?」
翔太君は
ひみつと口だけを動かした
「すげぇ量だ。」
翔太君も
上を見ながら 笑った
赤、ピンク、黄色の花びら
「本当に結婚式みたい……。ありがと」
「…いいよ。このぐらい…」
花びらに手を伸ばす
夢みたいで
ずっと 花びらは降ってきた