ウラコイ
「ごめんね。」
翔太君は頬杖をつきながら言った
低い声で…
「謝るなよ。……自分がみっともなく感じるから…、」
翔太君が座ってる
イスの向かいに座った
「私、嘘言った…。本当は『行かないで』って言いたかった。……でも言えなかった。だって……わがままで翔太君の将来潰したくなかった…から、」
ただの彼女の私の
意見に惑わされちゃだめ。
「……ありがとう、ちゃんと将来の事考えてくれてて…。」
「……翔太君は、」
うん と彼は頷いた。
「……結婚を本当に考えてるの。」