ウラコイ
「………」
「…―て訳で、寝ようか?」
「……え、ま、まだ話が…終わって…」
翔太君は にっこり笑った
「日本で俺が、どれだけ寂しい想いしてたのか分からせてあげたいんだよ。みちるさんに…」
「……」
目が 据わってる……
「……お風呂先に入りたいて…のは?」
心臓がバクバクしてる。
「……わがままだな、みちるさんは」
……どっちが わがままなのよ。
うまく丸め込まれて
少し悔しくなった
あの時 一瞬だけど
年上の人みたいだった
耳打ちした言葉
―愛してる。