ウラコイ
とりあえず仕事だけは、
ミスしないように気を付けた
私と翔太君の都合を
どうにか合わせて
夜の10時過ぎに、
テレビ局を出た。
運転は翔太君。
「…みちるさん大丈夫だって。…そんなうなだれなくても…」
「……うん。だけど今まで隠してたから罪悪感が…」
当然 隠してるよう
な恋愛するのも 悪い
…んだけど、
「…オフクロ別に普通だったし、怒られはしねぇだろうけど」
「うん。何だけどな…」
ラジオから流れる
ヒット曲が流れてくる