ウラコイ
翔太君と弥生さんに先にリビングに行ってもらった






怜一さんの仏壇に
手をあわせた後







リビングに来た





相変わらず 広い家だなぁ…





二人が言い争って
るのが聞こえた



「…来るのが遅いのよ。アンタはいつも、いつも。忙しいのは分かるけど…」




お茶の準備をしながら
弥生さんはブツブツ言ってた




翔太君は ぶすっと
した声で返事をした…



「…だから電話してんだろ、一ヶ月に一回。」





「ハイハイ。全く……、可愛げが全くなくなったわね」



はい とお茶を置いてくれた





「…母さん。話が」




「ハイハイ…、話しなさいよ。黙って聞いてるから」




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