ウラコイ

「……」



「まぁ別に何するわけではないけどね…。でももしかしたら変な男が来るかもだし…、」




志摩さんは ふふと笑った



「…何か懐かしいね。あたし、まさか神田君と仲良くなるって考えた事なかったから。」



「それは俺も。」






志摩さんの事 前は
少しﾊﾞｶにしていたけど



いまはそんな
気はまるでない……






「……すっごい前だから、神田君覚えてないかもだけどね、あたし冷たい人だって思ってたの。」




冷たい人か。




そういえば 前は言われてたな



「けどっ、つっちといるようになって神田君段々冷たい人じゃないように感じたの。…」





天井を見ながら
頷きながら 言った