ウラコイ

<ついでにさ…みちるさん潤さん似だって言ったけど、あれ違うと思うよ。初めて寝た時の朝さ、>






<みちるさんの寝た顔見たら…、潤さんの顔に見えなかった、母親の美麗さんじゃないかって思った。>





「照明準備できましたー、」




「出演者入りました―」




<みちるさんが母親嫌いて言ってたじゃん。そういうのがまだ俺分からない…。だから、話しが出来なかった。>





「カメラ大丈夫ー?」

「はい、大丈夫です!」



私は 声を張り上げる





<それで頼りねぇなって思った。自分でも全然だって…。だから、向こうに行って色々学んで、それで今度帰ってきた時は、そういう話もしたい。>




「音声大丈夫だな。じゃあ…いくかぁ」






<…例え、もし傷付いても支えられるようになりたい。みちるさんもだけど、色んな人を。―長くなったからこのへんで終わります、>






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