あなたのすべてが…
…ある日の帰り…
七海「あ゛ーもうっ」
この子は七海。私の小学校からの大親友だ。
美優「どうしたの?」
七海「彼氏ほしいよぉ」
七海は携帯をいじりながら私にそう言った。
美優「私だってほしい。
一度もできたことないんだもん。」
七海「美優はいいよねぇ可愛いしさぁ」
七海は、そう言うと私をみてほっぺをふくらませた。
美優「私可愛くないからぁ七海こそ可愛いし優しいしうらやましいよ」
七海「ふふ、ありがとっ美優は好きな人とかいないの?」
え………
美優「…」
七海「言いなさい。」
七海には嘘つけないやっ…
美優「龍太郎だよ…」
七海「やっぱり!」
美優「え?やっぱりって?」
七海「ひーみーつっ」
七海は、そう言うと
舌を出して走って教室を
飛び出た。
美優「ちょ、待ってよぉ〜」
私は七海を追い掛けた。