あなたのすべてが…
七海「おそーい運動おんちぃ〜」
七海は玄関にいた。
美優「うっさいなぁ!」
私は上履きを下駄箱に入れながら七海をにらんだ。
七海「うっ!怖いですわ美優さま」
七海はそう言って顔の前で手を合わせた。
美優「もうっ私のどこが運動おんちなのよー」
「「全部だろ?」」
はっ…この声は…!
美優「龍太郎??」
私が振り向くと後ろには
龍太郎と龍太郎の友達の
和也がいた。
龍太郎「何おどろいてんだ?」
美優「べ、べつに」
ふと横を見ると七海が
ニヤニヤしていた。
私は恥ずかしくなった。
龍太郎「ん?顔あけぇぞ?」
龍太郎が私の顔をのぞきながらそう言った。
私はもっともっと恥ずかしくなった。
美優「なによいきなり」
龍太郎「お前明日ひま?」
美優「明日?多分ひま」
龍太郎「わかった!じゃぁ明日おまえんちいく!じゃあな」
そう言うと龍太郎は和也と二人で帰って行った。
美優「なんなのよ…」
七海「よかったね、じゃあ帰ろっ」
美優「え?うん」
こうして私達は帰った。