あなたのすべてが…

七海「おそーい運動おんちぃ〜」
七海は玄関にいた。

美優「うっさいなぁ!」

私は上履きを下駄箱に入れながら七海をにらんだ。


七海「うっ!怖いですわ美優さま」

七海はそう言って顔の前で手を合わせた。

美優「もうっ私のどこが運動おんちなのよー」

「「全部だろ?」」

はっ…この声は…!

美優「龍太郎??」

私が振り向くと後ろには
龍太郎と龍太郎の友達の
和也がいた。


龍太郎「何おどろいてんだ?」

美優「べ、べつに」

ふと横を見ると七海が
ニヤニヤしていた。


私は恥ずかしくなった。

龍太郎「ん?顔あけぇぞ?」
龍太郎が私の顔をのぞきながらそう言った。

私はもっともっと恥ずかしくなった。


美優「なによいきなり」

龍太郎「お前明日ひま?」

美優「明日?多分ひま」

龍太郎「わかった!じゃぁ明日おまえんちいく!じゃあな」

そう言うと龍太郎は和也と二人で帰って行った。


美優「なんなのよ…」


七海「よかったね、じゃあ帰ろっ」


美優「え?うん」





こうして私達は帰った。
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop