大好きな君へ
「光輝君と別れたんでしょ?やっぱり忘れられない?」

これは私の中学からの親友森川 美耶子
通称みや。

ちなみに私たちは高校三年の受験生。
別れた理由も受験という大きな壁。


私は大学には行かない。

私は有名人。


そう、
私は芸能人。

みんなとは違う。

もちろん卒業したら上京する人もたくさんいる。
私ももちろん仕事の行き来がしやすいよう
東京に行く予定だ。


光輝は地元の大学にしかない学科を希望している。

だから私は光輝の邪魔をしまいと
別れ話をするために最後のデートをした。

光輝は納得したようにうなずいてくれた。


「そんなんじゃないわよ!」

みやに言い返した。
素直じゃないな~私。

「だってそんな顔してるもん」


「だって…」

「なんでもお見通しよ!みや様なんだから!」

「さすがです・・・」

「んで、まゆはどうしたいの?」

「どうって・・・」

さすがみやだよ・・・
何でもお見通しだあ


でもそういえば私どうしたいんだろ~?

夢はあきらめたくない。

ならこれでいいんだよね!
< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop