彼は彼女にしか笑わない[短編]
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放課後私は玲矢におまじないのことを話した。
「それ俺らのことぢゃね?」

玲矢も私と同じ事を考えたみたい。

「私たちジンクスつくっちゃったよ!!」
「でも俺らのよりジンクスのが大げさだな」

そういいながら私たちはあるお店によった。

カランカラン

「いらっしゃいませ~」

お店の人の声が響く。
「ねぇ?これにしない?」
「あぁーいいよ」

そう言って私と玲矢は指輪を買いにレジに行った。
「こちらどうぞ」

さし出されたものはティッシュだった。

「あのこれ何ですか?」
玲矢が不思議そうに聞く。

「あぁ、何故かうちの店ティッシュが人気で、だからうちの商品買ってくれた人にあげてるんです」

私たちは顔を見合わせて笑いあった。

「ありがとうございました~」

私たちはお店を出たあと指輪を交換して......ティッシュも交換して優しいキスを交わした。

「玲矢だぁいすき!!」

「知ってる。」

「玲矢は?」

「大好き。」
「知ってる!!」

-EnD-
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