my diary -あなたを愛した日々-
あなたが
この学園を巣立つとき
私は横にいたかった。
一番近くなんて
言わないから。
そばにいたかたった。
それすら叶わないなら
後ろからあなたの
旅立つ姿を
見ていたかった。
そんな姿を見たら
きっとこの胸は
痛むだろうけど
この瞳に
私に夢をくれた人の姿を
私に音楽を教えてくれた人の姿を
焼き付けておきたい。
私が大好きな人に
いつまでも好きだと
誓いたかった。
でも誓えなくって
良かったのかもしれない。
誓われたってあなたは
嬉しくないだろうし。
いつかはきっと
古傷になってしまうの
だろうから。
だから、あなたと見た海に
そっと涙流してみよう。