王子嫌いなお姫サマ☆


「んじゃ放課後ね」


「あ、うん……」



「どうした?元気ないじゃん。」



「へっ!?」



ダメだな―…あたし。


藤宮に取っては一緒に日誌を書くのは、そんな特別なことじゃないんだって実感しちゃった



あたしに取っては唯一の接点だったのに……



あんな簡単に1人でやること承諾しちゃったし……




藤宮があたしなんかを意識するはず無いのにね……



「雫?やっぱり放課後遊びたくない?」



心配そうに美結が聞いてくる


「違うよ!遊ぶ!遊ぶって!」



「本当♪よかった♪」



美結ってやっぱり綺麗だよな―…


活発系で友達もいっぱいいるし、優しい。



だから、告白もたくさんされる。



なのに、彼氏なし


まぁ、美結が断ってるからなんだろうけど……


「ねぇ―美結って、好きな人いないの?」



「えっ!////」



あれ?赤くなった?



ってことは!!



「いるんだ!誰?誰っ!?」



< 101 / 334 >

この作品をシェア

pagetop