王子嫌いなお姫サマ☆
必死に呼ぶのに、藤宮は全く振り返らない……
「っ…ふ…じみや……」
ゆっくりと目が開く
あっ、なんだ………
夢か……………
夢で泣くなんて、あたしも弱くなったな―…
「おい、雫。今日は学校休めよ。」
部屋に入ってすぐにそう言ってくる兄
もう朝だったんだ……
「うん……」
熱も大分下がったけど、今日は休むことにした
それに…今は藤宮と会って、どんな顔をすればいいか分からないから……