王子嫌いなお姫サマ☆


――ガラッ



その時、教室のドアが開いた


「あれ?龍。まだ残ってたのか?」


「秀哉。」



その後ろに見えるもう1人の人影


「あぁ―、今日雫がいないから1人で日誌書いてるのか――。」


そう言いながら近づいてくる黒田


確か2人共同じ委員会だったな……



「あぁ」


さっきの言葉に素っ気なく返した



「ねぇ!今から雫のお見舞いに行くんだけど、藤宮くんも一緒に行かない?」



「はぁ?」


なんで俺が!


ってか行けないし……あんなことしながら



「いいな♪んじゃ行くか♪」


すでにノリノリな秀哉


「イヤ…俺は行かねぇから……」




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