王子嫌いなお姫サマ☆


そして次に秀哉、俺が入った



何を言ったらいいか分からず黙っていた俺


何故こうなったかという経緯を淡々と話す秀哉



その時、俺と佐倉の視線がぶつかった



でもすぐにお互い反らした


自分で反らしておきながら、佐倉も目を反らしたことにショックを受けた


すると


「よし!!んじゃ帰ろっか♪」



そう言ってお見舞いに買ってきた物を手渡している黒田



もう、帰るのかよ。



そう思いながらも、内心ちょっと安心している俺がいた



この空間にいるのは、凄く心臓が苦しい。



でも、結局何も喋れなかったな…



なんて今頃後悔の念が襲ってきた。



そう……



その時はそう思ったけど






……誰も部屋で2人っきりにしろなんて言ってないだろ――っ!!



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