王子嫌いなお姫サマ☆
「あぁ―…、いいよ。別に……。」
会話終了
……この静かな空間で、俺の心臓の音が聞こえないかが心配だ
その心配がさらにドキドキを募らせた
「何で、あんなことしたの」
佐倉の質問に胸がドキッとした
あんなこと…キスのことに決まってるよな……
「ごめん。」
それしか言えない俺
何も言い訳がない。
いつからこんなにダメな自分になってしまったのだろう―……
自分自身の出来の悪さに、吐き気がした