王子嫌いなお姫サマ☆


さらに静けさを増す部屋



「………ウ…ソ……」



両手で顔を隠しながらそう呟く佐倉。


声が微かに震えていた



顔を隠しているからはっきり分からないけど、泣いているのは分かった



「ごめんな。勝手に佐倉の好きな奴に嫉妬して、酷いことをした……」



「………」


無言に首を振る佐倉


優しいな……


そんなところに、惚れたのかな………



でも……、泣かせることしか出来ない俺だから……


だから………


今日で終わりにする。






佐倉へのこの想いも……




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