王子嫌いなお姫サマ☆


俺は立ち上がって部屋を出ようとした



部屋を出たら、この想いも終わろう


佐倉に背を向け、歩き出そうとした―…瞬間


「待ってよっ!!」



叫ぶような声で佐倉が呼び止めた



「ひ、1人だけ言い分言って逃げないでよ!!な、なんなのよッ!好きだなんて言って!!」


泣きながら必死に俺を見つめる



「……っ……好きだよ」




「……えっ…。」



今……なんて言った??



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