王子嫌いなお姫サマ☆


「あたしも好きなのにっ!なのに…!!」



佐倉の言葉の続きを聞く前に、俺は抱きしめていた



「本当に……?本当に俺のこと………」



不安な心で、佐倉の顔を見る


「……好き///」



そう言って微笑んだんだ……


「っ、好きだ。大好きだ。」



ギュッと抱きしめる



やっと手に入れた


佐倉だけが欲しかった



佐倉だけが………


視線が合い、顔を見合せる俺たち






そして………そっとキスをした







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