王子嫌いなお姫サマ☆
「で、どうしたんだよ?」
冷静を装って話を反らした。
「どうしたって。今日、委員会でしょ?早く準備しないといけないじゃん!」
あっ!そうだった
「まさか忘れてたとか?」
「イヤ!まさか!」
実はそのまさかなわけだけど……
言ったら怒られそうだし……
黙ってたほうがいいだろ。
「じゃあ行くか。」
「うん。」
「ってことでまたな。秀哉。」
「あぁ―…。」
それから俺たちは急いで生徒会室に移動した
「つ―かなんで今日呼び出されたわけ?」
「あれじゃない。生徒会が主催する学芸会。」
「あぁ―そんな時期だな。」