王子嫌いなお姫サマ☆


「お疲れさま―っ♪」


全部のノートを返しきったのは昼休みで、それと同時に美結がニコニコしながら近づいてきた



「見てたよ―。王子としゃべってたでしょ♪」



「しゃべるってほどでもない!!」



ってか、しゃべりたくてしゃべるわけじゃないから!!


「確かにあの態度はないよね―。」



「………そんなにすごい態度とって…た?」



ちょっと失礼に感じて、心配気味に聞いた



……今さらだけど。


「うん。なんか『近寄んな』オーラが出てた」



はぁぁ――…



ヤバい……



遠くから見てた美結が分かるぐらいだし、絶対藤宮も気づいてるよね………



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