王子嫌いなお姫サマ☆
Fifth☆Princess
愛しい姫-龍Side-
平然と装うのは限界に近かった。
正直、マンションに連れてきた時から内心バックバクだった
部屋に入れたらいくら俺でも、自分の欲望との戦いだった
雫が好き。
雫だけが好き。
その感情が、雫が欲しいという感情になる
雫だけが欲しくて堪らなくなる。
いつまで俺の理性は持つのだろう……?
いつまでこんな平然としてられるのだろう……?
体を流れる血が、動きを速める
そして俺への限界のタイムリミットが動き始めた気がした