王子嫌いなお姫サマ☆
「……だい……じょうぶ……ッ……」
息を上げながら、絶え絶えにそう伝えてくる
本当は限界に近いはずなのに……
必死に俺にしがみつく。
そんな真っ赤な雫が可愛い
雫が本当に愛しくて……
優しくするって決めてたのに、俺の理性は言うことをきかなくて……
でも雫に出来る限りの優しさを注ぎ込んだ。
「愛してるよ。雫……」
本当に愛してる。
「っ、あたしも…愛してる……。」
涙目で優しく微笑みながら、俺にそう言った
この時、改めて決めたんだ
一生愛し続けるって………
そして俺と雫はひとつになった