王子嫌いなお姫サマ☆
突き付けられた現実-雫Side-
「もぉ―っ!龍!!どうしたの!?」
さっき、お兄ちゃんと話してたのを中断させられて教室に引っ張られてきた
「お前さぁ―、まだお兄さんだからいいもののあんな顔、他の男に見せるなよ!!」
はあ――??
「意味わかんないんだけど!!」
勝手に引っ張ってきて、何なの!!
「だから――……あぁ――!!」
「えっ??龍?」
髪をクシャクシャしてギュッと私を抱きしめてきた
「悪い。ただのヤキモチ。」
ヤキモチ?
「えっ?///でもお兄ちゃんだよ?」
お兄ちゃんにヤキモチなんて………?
「分かってるよ!でもお兄さんの前以外でもあんな顔して話してるのかと思うと……」
「だからあんな顔ってどんな顔よ!!」