王子嫌いなお姫サマ☆
外はもう暗くなって、街灯が付き初めていた
家までちゃんと送ってくれる龍
「あれ?電気ついてんじゃん。」
「あっ、本当だ。」
今日はまだお兄ちゃん帰って無いかと思ってた
だってあたしの行事とかある度に学校に来ては女の子お持ち帰りだったし
だからてっきり家は真っ暗かと思ってた
「残念。お兄さんいなければ、このまま雫を俺ん家に連れて帰ろうかと思ってたのに。」
「えっ////」
「ふっ、冗談だよ。」
笑いながら言う龍
っ〜〜
またからかわれた――!!
「じゃあまた明日な。」
「……うん」
からかわれたのをまだ根に持ってるせいか、素直にバイバイとも言えない
可愛くないなぁ―。あたしって―……