王子嫌いなお姫サマ☆
――ガチャッ
鍵が開いていたからそのまま中に入った
「ただいま―…」
あれ?返事がない?
でもお兄ちゃんの靴はあるからな―…
聞こえなかったのかな……?
「お兄ちゃん――?」
いつも何かと返事をしてくるお兄ちゃんが、全く何も言ってこないのを不審に思った
とにかく、灯りのついてるリビングに行った
ソファーからちょと見えてる足
あっ、寝てるんだ。
そう思って、ソファーに周り込んだ
「………え」
そこには横たわってるお兄ちゃん
その服は真っ赤に染まって、その赤はソファーにまで広がっている
……な、何これ……?
驚きで声も出ない……
というより、意味が分からなかった……