王子嫌いなお姫サマ☆
「藤宮っ!!」
「は?なんで黒田まで?」
秀哉と一緒に来たのは黒田だった
「結城さんから変なメールが届いたの!!」
結城さん?あぁ、雫のお兄さんか。
「変なメールって?」
「これ。」
そう言って黒田の携帯を俺に手渡した
『雫を頼む。』
たった一文。
「ど、どういう意味だよ?」
雫を頼むって―……
なんか…ヤバくねぇ―か?
「とにかく姫ん家行くぞ!」
そう言って秀哉が走り出した
そして俺と黒田も急いで後を追った